フォントのふしぎ、実例付きフォント字典は良い本、というお話
今年も色々な文字・タイポグラフィー・フォントにまつわる本を買いました。
その中でも、小林章さんの「フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」(定番ですね)と、パイインターナショナルさんの「実例付きフォント字典」は読みやすいのにためになる良書で印象に残ってます。
「フォントのふしぎ」は小林章さんの読みやすい文体に写真も豊富。なんといっても有名どころの欧文書体をこれ一冊読みこめば一通り覚えられる感じ。
うーん例えば、DiorのロゴのフォントはNicolas Cochin(ニコラ・コシャン)で銅版印刷の手掘り感あるけどメンズのDIOR HOMMEはCochin(コシャン)でシュッとしてるよね、とか。読み物としてすごく楽しい。
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「実例付きフォント字典」は、モリサワ、イワタ、フォントワークスなど各フォントベンダー別に和文がもりもり載っていて、ほんでもって商用の実例付き。どんなときにこのフォント使えばいいんやろってイメージしやすいです。
MSゴシックやMS明朝なんかのWindowsのシステムフォントの商用利用例が載ってるのがビックリ。
デザイナー駆け出しの頃、真っ先に「プロはMSゴシックなんて使わnあiで(以下略)」と先輩デザイナーに教育的指導されたものですが、これを見るとMSゴシックやMS明朝がものすごいイケてるフォントに見えてくるから不思議です。笑