つくること呼吸すること

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巡る日常

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大阪で『巡る日常』というタイトルで個展を開催してから、もう随分たちます。

絵はそのときの作品です。

 

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自分の絵柄わかんなくなって、けっこう必死で描いていた時期だったよな、と思います。

 

分からないなりに自分で行き着いたテーマが、『日常』のこと。それもどちらかというと、めっちゃ幸せな瞬間とかめっちゃ不幸な瞬間とか極端な振れ幅のものより、もっと…なんだろな、機械的というか。

 

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この絵は中崎町で見つけた黒猫。黒猫を見つけると不吉なんてのは、この猫からしたら「知らんがなw」っていう話なわけで、そういう人の思いからちょっと外れたところにある何かを描きたかったんだなって思います。

 

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これは友人宅でのたこパの様子。右の方のメンズたちをカットしたら、クレームが来ました。笑

 

人の思いとかそんなん関係なく日々はずんずん進んでいく、淡々と巡る日常、自分はなぜかそういうものに惹かれるし、そんな中で一瞬楽しいこと嬉しいことあるのはすごくいいよね、っていうマイナス×マイナスがプラスになるような、ひねくれた幸福感とでも言うのか。笑

 

その感覚は今でも割と核にある気がします。もう長いこと、この個展のとき以上の感覚で絵を描けていない。デザインやカメラと同じくらい自分の中で気楽に、それこそ呼吸するように描けたらどんなにいいか。

 

来年はその辺り、何かしら向かい合っていかなな、と思います。

 

文字組みってホントに大事。僕がデザインしたり伝えるときに大切にしてること。

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いつのまにか人にデザインを教える、伝えることが増えてきて。自分でもトライ&エラー繰り返してる中で改めて思うのが、デザインは本当に文字組みが命だなぁということ。

 

うーん、今回は残念だな…、惜しいな…、みたいに思うとき、大体文字組みがうまくいってないように思います。

 

文字はテキスト情報をちゃんと伝えるっていう機能以外にも、グラフィック的な、あるいはタイポグラフィー的な見た目の美しさも兼ね備えた、すごく重要な役割を担っている子。

 

そして実際レイアウトしてる画面の面積のうち、文字が占めてる割合ってけっこう多いと思います。それだけ大事なものをおざなりにすると、やっぱりデザインの脇も甘くなるというか。これは自戒も込めてです。

 

前置きが長くなりましたが、

 

僕がデザインするとき、チェックするとき→こういうこと気をつけてます or 伝えたいなって思ってます

 

・フォントは1書体ごとに、タイプデザイナーさんがチームで半年とか一年以上とかかけて生み出してる

 

・そうした文字のプロが綿密に設計したものに、妙な加工しない、いらんことしないw

 

・具体的にはドロップシャドウ、エンボス、塗りのグラデーションなんかをデフォルト値で使わない(何か一気に素人感出ちゃうので)

 

・アプリケーションの「B」アイコン(擬似的にBoldにする)は切り札的に。多用しない

 

・太字にしたいときはBoldとかフォントファミリーから選ぶ。ウェイトないときは書体ごと変えるかあきらめるw

 

・ひとつのレイアウトの中にフォントあれもこれも使わない。ディスプレイ書体とかはホント決め打ちで使わないとキケン

 

・このあたりは多分歌と一緒。メロがあるからサビが生きる。サビばっかりだとお腹いっぱいになる(例えばクセのない本文がいい仕事してくれてるから、めっちゃ太くした見出しとか飾りのディスプレイ書体とかが生きる)

 

・今回は、和文ゴシックはヒラギノのウェイト違いで行く、和文の明朝体リュウミンのウェイト違い、欧文はHelveticaとGaramond、とかレギュラーメンバー決める(思いつきで似てる別のフォントとか使わない)

 

Windowsのデフォルトのフォントは基本使わない(特に和文)。フリーフォントも使うときはよく吟味する

 

・(Webの場合)コーディングありきで考えるのは大切だけど、表現の幅を狭めている可能性は頭の片隅に

 

・有名なプロユースの和文欧文フォントを自分で使って目で覚える。使われてるのにはやっぱり理由があるので

 

・自分の中の定番フォント作る。それも初めは有名どころがいいと思います

 

・英数字に従属欧文使わない(従属欧文はどうしてかもっさい。ちゃんと欧文フォントを選びなおす)

 

・選びなおす欧文フォントは形とかウエイトが和文と統一感あるの選ぶ 

 

・欧文が和文よりちょっと小さくなることを理解しておく。欧文のフォントサイズやベースラインをちょっと調整してあげると良い感じ

 

・木を見て森を見ずじゃないけど、一文字一文字というよりかは、文字を文章とか黒の濃度のかたまり(テクスチャー)として見て、フォント選ぶ

 

・デフォルトの詰め情報をあんまり信じない。手詰めは大事(最後は人力w)

 

・0120-00-0000とかの-(ハイフン)の高さを他の数字の高さの真ん中くらいに揃える

 

・こんなタイトな案件やし、↑そこまでするのはなぁ…とか一瞬思っても飲み込むw

 

・やっぱり神は細部に宿ってると信じる

 

 

最後精神論みたいになっててアレですがw、そして偉そうにどうの言える人間じゃないですが、僕はおおよそこんな事を考えながら文字の海を泳がせてもらっています。

冬の朝、ちょっとオールドレンズ試してみた。

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寒いのはホント参るんですが、冬の朝外でたら何これ空気おいしい、みたいな感じは好きです。


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そういう空気感出てるかな。


レンズはPENTACON F1.8 50mm、2枚目のとろけるようなボケ感はちょっとオールドレンズらしいかも?まだまだ研究してみよう。


今日も寒いけど良い1日を。^ ^

「フォント・タイポグラフィー好き」っていうグループがあったら良いなぁ→爆誕

 

フォント・タイポグラフィー好き

 

っていうグループを作ってみました。

 

 

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アイコンも作ってみました。笑

でっかかったかなw

 

はてなブログ2日目でまだ全然良くわかってませんが、

フォント好きな方々が夜な夜なあつまり(昼でも)

文字愛を語ってくださる熱い日を夢見て。。笑

 

よろしくお願いいたします。^^

 

 

うちの相棒カメラ FUJIFILM X-T1

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うちの子です。FUJIFILMのX-T1と、このレンズはXF35mm F1.4Rを装着しています。

 

FUJIの写真は、くっきりシャープで綺麗、THE・デジカメ!とも言えるCanonSONYなどの画とはまた違う方向性の写真が撮れるように思います。

 

これは元々フジがフィルムメーカーで、デジタルになってもその思想を受け継いでいるからなんだろうな…と思っています。フィルムシミュレーションもPROVIAとかVelviaとかAstiaとか、フジのフィルムの名前を冠してますし。

 

これからも愛用していきたいカメラです^^ 

みそ汁っていいな

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みそ汁が好きです。

 

美味しいし、冬に飲むとホッとするし、みそを変えたら味が変わるし、合わせみそにしたら無限大だし、具をいろいろガッサー入れても応えてくれる懐の深さがあるし。

 

大したものは作れませんが、和食&おみそ汁を中心に、来年もいろいろレパートリー増やしていきたい。